夏の蚊よけ対策

お庭のお手入れ

朝夕のちょっとしたお庭作業の天敵が蚊です!
うちは蚊が多いところなので、ちょっと外に出ただけで数か所刺されます。
なぜ吸血するのか、どんな所に発生するのかなど、蚊の生態がわかると対策をたてることもできます。

吸血する蚊はメスだけ

蚊はヒトスジシマカ(ヤブ蚊)、アカイエカ、チカイエカなどの種類があります。
どの蚊も吸血するのはメスのみです。
普段は花の蜜などの糖分を吸収しています。
メスは産卵の頃になると産卵に必要な栄養源として吸血します。

蚊の産卵場所

蚊は水場に産卵し、ボウフラとなって水の中で生息します。
よく見るヤブ蚊(ヒトスジシマカ)は私たちの身近にある至る所に産卵します。
例えば庭の鉢皿にたまった水や下水溝や浄化槽。
空き缶や廃タイヤにたまった水にも産卵します。

まずは卵を産ませる要因をなるべく作らないこと
水がたまりそうなものは片付ける、溜まったら捨てるを徹底しましょう。

蚊の行動範囲

蚊の活動範囲は意外と狭く、半径100~150mということです。
つまり、家の周り半径150m内の水たまりが溜まりそうなところをチェックすれば発生を抑えられるはずです。
飛ぶ高さも10mくらい。
自力で10m以上のところへ行くのは難しいようです。

効果的な予防

最も効果的なのはボウフラのうちに駆除しておくこと。
溜まっている水は捨てる
水を捨ててることでボウフラは死んでしまします。
※側溝に捨てると側溝内の水たまりで生きることができます

水を捨てることができない排水溝などはボウフラ用の殺虫剤を使うといいですよ。
薬剤を使わなくても、10円玉などの銅、塩、漂白剤なども有効なようです。

蚊の天敵を知っておく

蚊やボウフラを食べてくれる生き物がいれば大切にしておきたいところ。

メダカのビオトープはメダカがボウフラを食べてくれるので蚊は発生しません。
メダカを飼っていれば蚊が発生しないわけではないので注意してくださいね。
お庭に池や水を張った鉢があるのなら、メダカを飼育すればそこから蚊は発生しません。
ヤゴもボウフラを食べてくれますが、メダカも食べます。

この時期お庭にもたくさんクモの巣が張ってると思いますが、クモは蚊を食べてくれます。
クモの巣でせっかくのお庭の景観が乱れてしまうかもしれませんが、大切にしておきましょう。

その他に、今ではなかなか見かけなくなった田んぼのいきもの、ゲンゴロウやタイコウチなどもボウフラを食べてくれます。
蚊が発生する要因は増えていますが、天敵はどんどん減ってきているのが現状です。

蚊が嫌いな植物を知っておく

タンジー

最近よく園芸ショップで「蚊を寄せつけないハーブ」とか見かけませんか?
ハーブの中にはいくつか蚊を忌避するものがあると言われています。
蚊が寄って来ない植物を植えて外からの侵入に備えたいですね。
 

キャットニップ

別名イヌハッカ。多年草のハーブです。
猫が好きな香りとして知られていますが、「ネペタラクトン」という成分が蚊を忌避します。
市販の虫よけスプレーに配合される”ディート”の10倍ほどの効果があるとされています。

レモンユーカリ

近年庭木として人気のユーカリですが、これからユーカリの購入を検討中の方は是非このレモンユーカリを!
数あるユーカリ品種の中でも

シトロネラ

アロマオイルでよく見るシトロネラの正体は、草です。
庭に生えてたら雑草と思って抜いてしまいそうなタイプの、ススキみたいな草です。
蚊が嫌いな「シトロネラ―ル」を含みます。
生では良い香りがしません。

レモングラス

シトロネラによく似た草ですが、こちらははハーブとして生でも活用されています。
「シトロネラ―ル」と「シトロール」含み、蚊を忌避します。
レモングラスと言えばトムヤムクン!

ゼラニウム

ゼラニウムには「シトロネラ―ル」という蚊が嫌う成分が含まれています。
最近園芸店で見る”蚊嫌草(かれんそう)”はセンテッドゼラニウムとシトロネラの交配種らしいです。最強!

サザンウッド

別名:アルテミシア。最近では「蚊よらず」のほうがわかる人も多いかも。
こちらは菊科のハーブで、とても育てやすいです。
名前にあるとおり、蚊が嫌う香りがすると言われていまが、樟脳のような香りがします。
あの、箪笥の。

タンジー

和名:除虫菊。どこかで聞いたことはありませんか?
そう、蚊取り線香の原料です!
防虫、殺菌効果の高いハーブです。

このほかにもラベンダーやバジル、ローズマリーなど、蚊よけ効果を期待されるハーブはたくさんありますのでまた改めてご紹介しますね*( ᵕ̤ᴗᵕ̤ )*

ただハーブは旺盛に育ちます!
増えすぎて困るという声も聞きますので、植え方には十分気を付けてください。

それでもいなくならない蚊から身を護る

蚊に刺されるとかゆいだけでなく、デング熱や日本脳炎ねどの感染症を引き起こす危険性もあります。
できれば絶対に刺されたくない

露出を少なくする

ガーデナーにとっては当たり前のことですが、長袖長ズボン、手首、足首や首元を覆って肌の露出を避けましょう。
帽子はモスキートネットで覆っておけば顔回りを刺される心配はありません。

虫よけスプレーを使用する

肌にかけるタイプの虫よけスプレーはちょっと苦手です…。
イカリジンとかディートとか、どっちがいいのかヨクワカラナイσ( -ˇ.ˇ-。)ウーン
手作りのリフレッシュミストを使っていますが効果はイマイチ…(だけどスッキリ爽やかで手放せない♪(❛ᴗ❛ و(و˚˙)

最近、お庭に直接スプレーできる、しかも1週間以上効果が持続するものが出ています。


↑↑↑メダカのビオトープなどに薬剤が入らないように注意!
試してみましたが数日間は蚊が発生しなかった!
ただし、かなり強い薬剤のようなのでペットやいきものには注意が必要かもです。

お庭作業前に蚊取り線香

わたしの場合は、行きつくところは蚊取り線香でした。
腰にぶら下げるタイプもありますが、お庭作業をする前に作業場所辺りで焚いておくといいですよ。
暫くは蚊は寄ってきません。

最近の蚊遣りはオシャレ!
100均ですが、お庭にただぶっ挿すタイプも良き。
陶器のタイプは割ってしまったので、室内で使った方がいいですね。